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第7回 しもつけ福祉大会

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講師 NPO法人 全国コミュニティライフサポートセンター
   理事長 池田 昌弘 氏

◎高齢の方と若いお母さん世代や子供達のつながる場を作るにはどのような内容が良いのでしょうか?お話の中ででてきた料理教室のような例が他にもあれば教えていただきたいです。

  • ⇒たとえば、子育てサロンのときにお母さん同士で悩みやおしゃべりができるように、赤ちゃんを高齢者がボランティアとして預かりあやすことで、顔がつながっていくこともあります。


◎写真を多く用いての講演だったので、とてもわかりやすかったです。地域に交流できる場を提供するために新しい場を作ることばかり考えてしまいがちですが、既存の小さな集まりでも上手に活用すればつながりの輪が広がっていくわけで、地域の中にはそのような場がたくさんあることを改めて気づかせていただいた気がしました。福祉に携わる者として、地域に出向き、たくさんの人と関わることでより地域を知ることができ、それが地域のつながりを作る一番の近道のような気がします。今後の取組みに向けて、とても参考になりました。

  • ⇒私たちの先達は、小さな集まり(ご近所でのお茶飲みなど)・大きな集まり(地域のお祭りなど)を上手く活かしながらつながり、制度などがない時代にも助け合って、分かち合って生きてこられたのだと思います。そうした暮らし方は、少なくなったとはいえ、親しい間柄では、おすそ分けやお土産のやり取りなどを通じて、今もなお存在するものと思います。一見当たり前に見えることがたいせつで、子どもや孫など次の世代につないでいきたいものです。


◎専門職等が個別支援をすることが、本人が元々持っている関係性を壊してしまうという考え方は忘れがちであると思うので、改めて今求められている支え合いとは何かを考えてみたいと思った。

  • ⇒専門職による制度サービスはとても貴重な支援です。一方で、親しい友人や仲間との時間は、当事者本人にとって、家族と一緒にいる時間に勝るとも劣らないくらいたいせつなもので、それが生きる意欲や元気につながっていたりします。後者をたいせつにしながら、専門職も一緒になって支えていく。そんな支援が求められているように思います。


◎地域のお宝発見に関する事例をもっと知りたいのですが、CLCで取材されたものを何かの媒体で紹介・特集などしていますか?

  • ⇒CLC刊の書籍『支え合いの地域づくり』 では事例を交えて地域のお宝を紹介しています。また、定期的にオンラインで全国対象のお宝発表会を開催していますので是非ご覧ください。(CLCのホームページでご案内しています)